英語喉 Part 1 私にとっては革命的だったメソッド


英語の勉強をを本気で始めてから2年過ぎた頃、私の頭には発音とリスニングに関するある疑問がありました。

疑問1. なぜ録音して聞く自分の声とネイティブの声はこうも違うのか?
疑問2. なぜ私は英語を話す時に早口になるのを止めることができないのか?
疑問3. 頭に英語の文章はあって、話したいのにうまく話せない(声にならない)時がある。なぜか?
疑問4. 英語には「聞き方」があって、何かを意識をすることでもっと正確に聞けるのではないか?

この4つの問いにかなり満足のいく形で答えてくれたのが「英語喉」でした。
本を書店で手に取り、前書きを読んだ時点で他の本との違いと上記の私の疑問とのリンクを感じまして即買いしたのを覚えています。(疑問への回答は本記事の最後に書いています。)

本記事、英語喉 Part 1では、姉妹本である「機関銃英語」の内容とセットで、この2冊のキーポイントをまとめたいと思います。英語喉 Part 2では英語喉の内容に関連して私が個人的に理解に悩み、動画やカズさんとのSkypeレッスンを経て、恐らくこういうことだろう、と自分の中での結論に至った内容を書いてみたいと思います。メソッドとしては非常に優れているのですが、「発音」に関するノウハウを「書籍」で伝える難しさが恐らくあり、そういった点を理解するためのヒントになればと思っています。
(カズさんが章別に動画をアップしてくれているので、非常に助かってはいるのですが。)

書籍はこちらです。

発声する起点を喉に置く

日本語の発声の仕方を「口先」発音、英語のネイティブの発声の仕方を「喉」発音として、発声の仕方を説明しています。どちらが良い悪いということではなく、特徴です。喉発音を行う際、「喉」を
-アクビエリア(アクビをした時に空気を吸い込むとヒンヤリする部分)
-ゲップエリア(ゲップが出る時に震えを感じる部分)
にわけて、u,w, r, y, などはゲップエリアで、それ以外の多くの音はアクビエリアを起点に発声をすると説明されます。本の半分は各音別にページ分けされて説明されており、説明も丁寧かと思います。

発声と息

息の使い方として、日本語の3倍くらいの息をつかいながら話すことが推奨されます。喉で息の流れを切らずにその息に音をのせながら発声していくイメージです。そう思ってポッドキャスト等でアメリカ人やイギリス人がフリーで話している様子を聞いて頂くと息遣いが聞こえます。ダーっと話して、考えたりして少し話すペースが遅くなるところで溜まっている息がフワ―と漏れるような息遣いです。ニュースのようにスクリプトがあるものですと、ややわかりづらいかもしれません。ちなみに日本人で長年アメリカに住んでいて通訳の仕事をしている方と一緒に仕事をしたことがあるですが、話すセンテンスが短いと息が余り、最後にフワ―と息が抜けるのが印象的でした。そういうことなのだと思います。

音のライフサイクル

日本語の音は喉で息をプツっプツっと切りながら発生される一方で、英語の音はゆっくり立ち上がり、はっきりした音になり、ゆるやかに消えていきます。喉で息を切らないので、息が出るままに任せて音にするとこうなるイメージなのだと思います。日本語で「はい!」っと元気良く言うと始めの「は」は目にも止まらぬスピードで発せられ、「い」は非常に鋭く終わると感じますが、「Yes」は大きい声で元気良く言っても(日本語っぽく書くと)「ぃいえーすぅ」という感じかと思います。これがライフサイクルです。小さい「ぃ」の音は「ルート音」として説明され、喉から出て来る音です。これがないと話し始めの語調がものすごくきつく聞こえたり(録音してみるとわかると思います。そして日本語っぽい「明瞭さ」を感じると思います)、滑らかに話しているつもりなのに単語と単語の間が切れて聞こえたりします。ルート音で音と音をつないで行く感じなのだと思います。自然な音のライフサイクルをつくるためには、喉をリラックスさせて、息をたくさん使い、ゆっくり話すことが(ゆっくり話さないと息を日本語のように使ってしまうため。熟練してくればスピードもコントロールできるのでしょう。)必要だと思います。

母音

何度か繰り返し書いていますが、発声をマスターする優先順位は母音>子音だと思っています。英語喉では母音から学習がスタートし、ついで子音に入ります。

通常、母音はいくつかの音を除いて日本語の「あいうえお」をそのままあてはめようとする発音の考え方が多いように感じるのですが、日本語の母音の発声(口先発音)をそのまま英語に当てはめると、早くて聞き取りにくくなるような気がします。口の形は似ているのですが、発声を喉に切り替えることで英語らしい響きが生まれるように感じるのです。

子音 

子音は通常の発音の勉強ですと日本語と比較すると口の形をかためて、息を強く吐いて、強調して発声することを推奨されます。英語喉では、口は力を抜き(喉も含めて全体的に力を入れないことが強調されています)、息は連続して漏れ出てくる息を利用して発声するので、子音をつくるために急激に息を吐くということはあまりなく、ゆったりとした感じで発声します。巻末にある、子音と母音を連続して出す練習ができる表は秀逸で、これを繰り返すことでカタカナ発音(Sをス、Tをトゥと言ってしまう子音と母音がくっついている日本語的な発音)から脱極することができます。

スリービート=シラブル

リスニング、発音ともに改善していくために学校ではほぼ全く教えてくれていなかった概念です。英語の単語内、センテンス内での音の塊の最少単位です。
“one”は1シラブル、singingは2シラブル(sing-ing)、interestingは4シラブル(in-ter-est-ing)です。「音としての」1シラブルは必ず1つの母音を持ち、原則「子音-母音-子音」という形で構成されます。「子音-1、母音-2、子音-3」と3つの音から「音としての」1シラブルが構成されるので、スリービートという言葉が使われています。「機関銃」の方がより、このシラブルにフォーカスしています(構成として「機関銃」は、シラブルから始まって喉の音に続いていきます。「英語喉」は喉→シラブルです。)シラブルが合っていないと相手にとって聞き取りづらい英語になります。kindはカタカナでは「カ・イ・ン・ド」で4シラブルになってしまいますが、英語ではk-ai-ndで母音は二重母音のaiのみなので、1シラブルです。一息で発声します。また、シラブルを意識できると長い単語や文章がものすごく話しやすくなります。

私はシラブルという概念を英語喉で初めて知りました。衝撃でした。辞書によっては単語の横にシラブルの切れ目が書いてあったりしますが、学校では全く言及されなかったと思います。欧米人からするとものすごく当たり前の感覚のようですね。

 

さて、英語喉の学習を経て、冒頭の自分の疑問に対する回答は次のようになりました。

疑問1.なぜ録音して聞く自分の声と外人(欧米人)の声はこうも違うのか?
→口先発音だからでした。時間はかかりますが、喉を緩めて声を口の奥の空間で響かせることで深みのある日本人ぽくない声に少しづつ変わって行くと思います。

疑問2.なぜ私は英語を話す時に早口になるのを止めることができないのか?
→口先でカタカナ発音をしていたので結果として母音をきちんと発音していなかったからです。母音と子音をまとめて音にしてしまうことでタメのようなゆったりした部分がなくなり、日本語的早口になります。

疑問3.頭に英語の文章はあって、話したいのにうまく話せない(声にならない)時がある。なぜか?
→息が足りておらず、子音にこだわる口発音だったからだと思います。また、英語はもともと喉=口の奥の空間、で音をつくるように設計されているので、中途半端に子音を口先で出す練習のみを続けると音の線が細くなり、小さく、聞き取りづらくなります。(カタカナ英語で大きな声話した方がよっぽど通じる状況にやるせない気持ちになった時もありました)

疑問4.英語には「聞き方」があって、何かを意識をすることでもっと正確に聞けるのではないか?
→シラブルと声のどこに焦点を当てるかで違いが出ると思います。カズさんは喉の響きに集中すると音がはっきり聞こえると言っています。少しの紆余曲折を経て、結果似たようなところに辿り着くことはできつつあるように感じているので、この点については英語喉 Part2でまた書きたいと思います。

最後に英語喉に関連するウェブ上のリンクをはらせて頂きます。

個人的には本の付属のCDはほとんど聞かず、ほぼネットの動画をベースに学習を進めました。興味ある方は是非フル活用してください。

著者カズさんのHP

英語喉のレッスンに対応した動画

巻末の発音練習表を一緒に

 


ライトニング
外資系企業勤務のアラフォー、既婚、子持ちです。 ベタベタの日本企業からの転職で苦労してなんとか身につけた英語の勉強法を自分を見直し、モチベートする意味も込めてシェアさせて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

2件のコメント

  1. 楽しみに読ませていただいています。また、いつかお話ができればと思いますので、ぜひ英語喉懇談会ご参加ください。最近はフィリピンの先生を招いて英語会話をしています。–英語喉のカズより

    1. カズさん、コメントありがとうございます!懇談会是非参加させて頂きたいと思います。

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